Skip to content
公開日:2020/07/15  最終更新日:2020/07/14

リピート率の高い展示会業者を選ぶと安心

イベントで展示の出展をしようというときに社内のリソースだけでは十分な準備も当日の対応も難しいという場合にはアウトソーシングや業務委託がよく用いられています。ただ、実際にその場面になってみるとどの展示会業者を選んで相談してみようかと悩んでしまいがちです。

なぜリピート率の高さが重要なのか

展示会業者を選ぶときにリピート率の高さが重要なのはなぜなのでしょうか。利用した企業の全体数に対して、どのくらいの企業が再度依頼をしているかを計算したのがリピート率で、100社利用していて90社がまた依頼をしたという場合には90%になります。

他にも依頼先の候補があるにもかかわらず、同じ依頼先を選んでいるのは初回に受けられたサービスに納得できたからに他なりません。費用対効果が十分に高く、再び展示の出展をするときにもお世話になろうと考えることができたことを意味しています。

そのくらい充実したサービスを提供していると考えられるので、相談先として選んで大きな失敗がないと考えられるのです。一般的には展示を出している企業の多くは一つのイベントにだけ出展して終わりということはあまりありません。その後も継続していろいろなイベントに出展をして商品の宣伝やブランディングをおこなっている傾向があります。

そのため、リピートしている企業が多いのは確かに信頼できるサービスを提供してくれている証拠だと考えられるのです。また、リピート率が高いと顧客を大事にしていると考えることもできます。次に利用してもらうときにスムーズに準備を整えられるように、過去の利用記録を取っておいて対応してくれるところも少なくありません。

この前と同じような感じでやって欲しいと伝えるだけで、ほぼ期待している通りのプランを用意して提案してもらえるでしょう。このような対応をしてくれる可能性も高いという点で魅力的なのがリピート率の高い展示会業者なのです。

顧客満足度も考慮して比較をしよう

単純にリピート率が高ければ相談先として最適なのかというとそうとは限らないので注意しましょう。利用した企業からの信頼の厚さが示されているのは確かですが、それ以外の指標も考慮しておかないと最も良いところを選び出せない可能性もあります。

例えば、顧客満足度はよく発表されている指標で、リピートしているかどうかは関係なく純粋に顧客が受けたサービスに対してどの程度満足しているかを評価した値です。満足度が高くても必要がなかったためにリピートはしていないというケースもあるでしょう。あるいはリピートしようとしたときの対応が悪かったために、顧客満足度を評価したときの印象は良かったけれど、後になって印象が悪くなったというケースもあります。

複雑な要因が絡み合ってはいるものの、依頼するのは今回限りで当面はもう一度利用する予定はないという場合には顧客満足度のほうが優れている指標です。どちらも高い業者があれば最も魅力が大きいと考えられるので、一通り情報を集めて比較してみるようにしましょう。

絶対数についても注意しておこう

利用者の絶対数がどのくらいあるのかについても確認しておくのが大切です。リピート率が高かったとしても実は利用している企業が少ないというケースもあります。例えば、操業してから5年も経過しているのにまだ利用実績が30件しかないとなるとほとんど利用してもらえていないことがわかります。

たとえそのリピート率が90%以上だったとしても、ある特定の事業を展開している企業や経営理念などが合っている企業でなければ魅力がない可能性が高いのです。絶対数が少ないと経験も少ないので信用できるサービスなのかについても疑問を抱かなければならなくなります。リピートしている企業が多いだけでなく実績も十分にあることを重視して選ぶようにすれば納得できるサービスを受けられるでしょう。

また、絶対数はトータルの契約件数、つまり延べ数なのか、今まで契約があった企業の数なのかについても注意して確認するのが大切です。特にリピート率が高い場合には重要な観点なので念頭に置いておきましょう。

 

もう一度利用したいと考えてもらえるようなサービスを提供しているのはリピート率が高い展示会業者を選ぶメリットです。ただ、一回だけ利用して当面は依頼する予定がないという場合には顧客満足度が高いところに依頼したほうが良い可能性もあるので注意しましょう。

また、実績についても確認し、契約してきた企業の絶対数が多いところに依頼するのが無難です。たとえリピートしている企業が多かったとしてもニーズに合っているサービスを受けられないリスクがあるので契約の絶対数が少ない展示会業者には気をつけなければなりません。