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公開日:2020/09/15  最終更新日:2020/09/17

業者からもらった展示会ブースイメージの初案をチェックするときのポイント

商品のお披露目や宣伝の場である展示会。ブースの作成を業者に依頼する際、慣れていないと初案を見た時に何をチェックしたらよいか迷ってしまうこともあります。理想通りのブースに仕上げるためには修正もとても大切となります。そこで、今回はよりお客様の集まるブースに仕上げるために、絶対にチェックしたいポイントを紹介していきます。

コンセプトがしっかりと伝わるか

展示会に出展する一番の理由は、自社の商品やサービスの魅力をお客様に伝えることでしょう。せっかく出展しても伝えたいことが伝わらなければまったく意味がないので、初案を業者から受け取ったときには、その展示会で一番アピールしたいと思っているコンセプトがしっかりと伝わるかということを確認しましょう。

もし初案の時点でまったくイメージとかけ離れていて、伝えたいポイント自体が違っているという場合は、再度よく目的について確認する必要があります。自分たちがイメージしていたコンセプトと業者のイメージするコンセプトが食い違っていたということもあり得るので、そこを修正するために初案の段階でしっかりと方向性を一致させるのが重要です。

また、ブースのイメージを見た段階でコンセプトが本当にしっかりとお客様に伝わるのかどうかわからないという方は、ブースの作成に関わっていない部署の方に一度見てもらうというのもおすすめです。ブースの設営に関わっている担当者が確認すると、どうしても目線が偏ってしまう可能性があるので、まったく異なる視点から確認した新しい意見を取り入れてよりよくしていくというのは大切なことです。

初案が提出されたときにチェックしてほしいポイントはいくつかありますが、真っ先に一番大切ともいえる「コンセプトが伝わるかどうか」というところを確認しましょう。

動線がしっかりと確保されているか

初案が提出されたときに、自社商品やサービスの魅力が伝わるかというのが最も大切なポイントです。続けてデザインにインパクトがあるかなど、見た目に関することを確認することを確認しましょう。また、当日スムーズに動けるかということを確認するのも重要なポイントとなります。

たとえば、インパクトがあってコンセプトがきっちり伝わるブースを作ってたくさんのお客様に来ていただいたとします。しかし、その後お客様が見学しにくかったりスタッフが邪魔になったりしてしまえば、お客様を長くそのブースに留めることができず、丁寧に説明する前に去られてしまう可能性もあります。

また、スタッフの動線がしっかりと確保されていないと、お互いがお互いを邪魔してしまい、それがストレスになってしまいかねません。見た目のことはもちろん大切ですが、当日の動きやすさまで初案の時点で業者と確認しておくと、より商談をスムーズに進めることができるでしょう。

確認してほしい動線は、人の動線だけではありません。サンプルや商品のストック、チラシなどが提案しやすい場所に位置しているのか、収納スペースがあるかなど、物の動線も重要なポイントです。ブース案を確認するときは、まず当日どこから入ってどこでお客様に説明をするのか、サンプルが必要な場合はどのように渡すのかまでシミュレーションしてみると、失敗のないブース設営につながります。

予算や納期に不自然な点はないか

イメージ通りのブースを作りたいというのはもちろんですが、予算内に収まらなければ意味がありません。最初にブース設営にかけられる予算を伝えてから初案を作ってもらうので予算のことは心配する必要がないと思われるかもしれませんが、展示会にかかる費用はブース設営だけではありません。

その他サンプルや配布物で予算が圧迫されることから、ブース設営の費用を削らなくてはならなくなったという事態も起こり得るので、初案が出てきたときにいくらで設営できるのかということは確認しておきましょう。

また、業者の中には機材等を追加で借りる必要が発生すると見積もりに費用が加算されるという場合もあります。見積もりで出された金額に何か追加になることはないのかもしっかり確認しておくとより確実です。

逆に、思ったより費用が抑えられたことから、何かをプラスできるようになる可能性もあります。追加することでより理想的なブースを作ることができる場合もあるので、イメージだけ確認して満足するのではなく、見積もりの内容についてもしっかりと確認することをおすすめします。

いくら理想のブースができ上がっても、納期に間に合わなければ意味がありません。業者はプロなので納期の心配をする必要はほとんどありませんが、自分でも納期が間に合いそうかということを逆算して考えておくと、安心して設営までの準備をできるでしょう。

 

展示会は商品やサービスをお披露目して広く知ってもらうためのとても大切な機会です。理想のブースを作るためには、まず初案でしっかりとチェックポイントをおさえておくことをおすすめします。最初にしっかりとした計画を立てることでスムーズにブース設営ができるでしょう。