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公開日:2020/06/15  最終更新日:2020/06/10

事前集客が可能な展示会業者はどのようなところ?

展示会に出展するときにはできるだけ多くの顧客候補に来てもらってブースで話をしたいと思うのが一般的です。顧客獲得のためのマーケティング手法としても知られている方法だからですが、特に宣伝広告などをして集客していない場合には本当に誰も訪れてくれなくて困ってしまう場合もあるということを知っているでしょうか。

事前集客まで対応してもらえる展示会業者もある

展示会業者に依頼して設営や撤去などをおこなってもらったり、当日に必要な人材を提供してもらったりするのはよくおこなわれる手法になっていますが、依頼先によっては事前集客までしてもらえるのです。一般的にはブースをデザインして現場で設営し、展示が終わったら撤去をしてくれるだけのサービスなのは事実です。

しかし、それだけでは競合他社とほとんど変わらないサービスになってしまい、競争力がないという認識を持つケースも多くなってきました。その打開策の一つとして顧客のニーズを考え、出展する時期が到来する前に宣伝広告をして集客を測ってくれるサービスを提供することも増えてきているのです。

一般的にはイベントの開催者と提携している傾向があります。開催者と提携していれば参加登録をした人に対して情報発信をすることが可能で、メールやDMなどによって直接の集客活動をすることができるでしょう。

また、パンフレットやプログラムなどに広告を掲載してもらうこともできるため、参加者が目にしてくれる形で宣伝広告をすることができます。出展者としては参加者の情報を得ることはできないため、効果的なマーケティングをするのは困難です。しかし、主催者と提携している会社に依頼をすればダイレクトに参加者に集客活動を展開することができるのです。

提携が前提になるので展示会ごとに業者を選ぶのが必要

集客にも活用できる展示会業者に依頼したいと考えたときに押さえておくべきなのが、どのイベントに出展するかによって依頼先を変更しなければならない可能性が高いことです。ブースのデザインや設営などを担う会社が提携している開催者は限られているため、毎回同じところに依頼して適切な集客をしてもらうことができるとは限りません。

提携が前提になるということを念頭に置いて、出展するイベントが決まったときに協賛している会社などを調べてどこを依頼先の候補にすべきかを検討しましょう。運営会社に問い合わせることでどの業者が提携先になっているかを教えてもらえることもあります。

出展要綱などに推奨されている会社が記載されていることもありますが、その会社は通常は提携していると考えて問題はありません。慣れているところに依頼したほうがスムーズに打ち合わせを進められるのは確かでしょう。しかし、集客を重視するのであれば出展する展示会ごとにどこに依頼するかを検討し直すのが重要なのです。

自社で告知をするのに比べてメリットはあるか

集客力を高めるためにわざわざ提携しているところを探してブースの準備を依頼する必要があるのかと疑問に思う人もいるかもしれません。確かに自社で告知活動を展開して多くの人に認識してもらうことにより集客できるようにするという方策も考えられるでしょう。

最大のメリットは展示会に紐付けられている情報ソースを使って集客活動を展開できることです。イベントのウェブサイトや事前に配布されるパンフレット、プログラム、しおりなどによって参加すると決まっている人たちをターゲットにして告知と宣伝をおこなえる仕組みになっています。広く宣伝告知をするよりもターゲットを絞ってメッセージを伝えられるので集客効果が上がりやすいのがメリットです。

そのターゲットに関する情報を自社でリサーチしなくても良いというのも魅力で、展示会業者に依頼するだけで簡単に的を射たターゲットに直接的な働きかけをすることができます。出展するイベントの趣旨から考えられるターゲットが自社でマーケティングしたいターゲットに一致しているのであれば、高い効果のある集客が実現でき、大勢の人にブースを訪れてもらえるようになるでしょう。

 

集客力を高めるのは展示会に出展するうえで欠かせないことですが、いかにして効果的な告知をするかは大きな問題です。展示会業者を活用することでパンフレットなどを通して宣伝をしてもらうのは参加者にダイレクトにアピールできる点で優れています。

特に開催の趣旨から判断してターゲットが合っているのなら、本当にマーケティングの対象としたい顧客に対して積極的な宣伝ができるでしょう。イベントごとに提携している業者が違うので、毎回提携先を調べることが重要になりますが、その手間を惜しまなければ大きな成果を上げられる展示にできる可能性が高まります。