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公開日:2020/08/15  最終更新日:2020/09/17

学会の展示会ブースを業者に依頼したときのデザインの特徴

展示会といえば商品の販売やサービスの紹介の場と考えがちですが、学会のような学術分野の発表や、科学技術の紹介においても展示会が開かれます。展示会ブースのデザインは専門の業者に任せれば、魅力的かつ観覧しやすい物にすることが可能です。ここでは、学会の展示会ブースと一般的な展示会ブースでのデザインの違いや特徴をご紹介します。

学会なら清潔感のあるシンプルなデザイン

一般的な展示会におけるブースデザインで重要視されていることは、来場者の注目をいかにして集めるかという点です。優れた技術や製品が展示されていても、単に机や棚を並べたり、パネルを展示したりするだけでは注目が集まりません。そのため他社との差別化を図るためにも、ブースへの注目度を高める華やかな装飾は重要であり、専門とする業者に依頼する企業が多いようです。

業者に依頼してブースを作る場合、社名を目立たせるために大きく印刷したパネルをバックにすることがあります。また、広い空間でも目に留まりやすいように、濃い目の色を用いたパネルを間仕切りにしたり、天井の高い会場であれば高さのある装飾を用いて空間を上手に演出したりすることもあります。

また、業種によってもその特徴は異なっており、食品や化粧品を販売するような店舗を構えている企業であれば、商業施設に実際に展開している店舗を再現する場合もあるのです。さらに、ブースの装飾をするだけでなく、お揃いの衣装を着たコンパニオンスタッフを登用することで、おもてなしの面でも華やかな印象にして、取材に来た人の目を引き付けることもあります。

一方、科学技術を紹介したり研究成果を広めたりするための学会の場においては、状況が少し違うようです。印象の強い華やかさよりも、研究に対する誠実さや堅実さを前面に押し出しやすい、清潔感のあるブースデザインが多いことが特徴になります。とりわけ医療技術や福祉に関連する展示会の場合には、バリアフリーを意識したフラットで誰もが見やすいデザインが取り入れられています。

爽やかな印象で未来的な曲線デザイン

学会の展示会ブースに参加する企業には、医療系の科学技術を取り扱う企業が少なくありません。こうした分野の企業イメージとして求められているのは、清潔感と新しさといえます。このような最先端の技術と高い信頼性を視覚的にアピールするためには、曲線的なデザインを取り入れることが有効と考えられています。

ある程度規模の大きな会場であれば頭上にもパネルを設置できるので、専門業者に依頼すれば曲線的なデザインの装飾の準備も容易です。また、会場内の照明がオフィスほど明るくない場合は、LEDなど白や青の清潔感があり、なおかつ輝度の高い照明を取り入れることで存在感を強めることもできますし、曲線的なデザインと合わせて未来的な雰囲気を出すこともできます。

ブースのスペースが限られている場合でも、曲線的なカウンターをレンタルなどで準備し、それにあわせたパネルを業者に依頼するということも可能です。机を並べただけよりも見栄えがよくなり、企業としての信頼性をアピールしたり、イメージアップはかったりできます。

さらに福祉分野などの展示ブースにバリアフリーの要素を取り入れる場合にも、角のないデザインがよいでしょう。車いすなどでもスムーズに移動しやすくなるので、オープンな雰囲気でフレンドリーな印象を与えられます。ブースを設置する会場の規模や、使用可能な展示面積によって演出は変わってきますが、専門業者に依頼すれば最善の形で当日を迎えられるでしょう。

コンパクトに情報を集約するデザイン

広い展示会場にブースを設営する場合は、他と区別し目立たせるためにも、専門業者に依頼して比較的規模が大きな装飾をすることが重要なポイントの一つになります。しかし、来場者が限られる学会のような場であると、展示ブースが非常に狭小で、大掛かりな展示ができない場合もあります。そのため、学校や企業といった出展者が展示物を用意し、会場に備え付けのテーブルやボードで展示を間に合わせてしまおうと考えるかもしれません。

しかし、小さなスペースでも確実に来場者に情報を伝えるためには、専門業者の力を借りてブースを設営する方が効果的です。展示会といえば大きなパネルや頭上の装飾、イルミネーションをはじめとした照明が思い浮かぶかもしれません。しかし、視認性の高いポスターを準備したり、企業ロゴや学校名の入ったテーブルクロスといった小道具を使ったりするだけでも、どの団体がどのような成果を出しているのかといった情報を伝えやすくなります。

また、スライドを表示するタッチパネルのモニターや、デジタルサイネージといった電子機器を準備した場合、限られたスペースでもより多くの情報を提供することが可能になります。こうした小道具や機材の準備、設置に関しては、展示会デザインの専門業者に相談すれるとよいでしょう。

スペースで使用可能なものの準備から、効果的な配置に至るまでアドバイスを受けられます。展示スペースが小さい場合でも、業者に相談してみることで可能性が広がり有効に活用できるでしょう。

 

学会における展示会では、研究成果をアピールするために人目を引くことも必要ですが、学術分野に合わせた清潔感のあるデザインが重要になります。そして、コンパクトなスペースにおいても情報を充分に伝達するためには、展示の仕方に工夫が必要になるため、専門業者の力を借りることも考えるとよいでしょう。