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公開日:2019/07/01  最終更新日:2020/10/23

展示会の種類とは?どのような展示会がある?


業者に展示会を任せる場合でも、事前にどのような種類があるかを主催者側で理解しておくと選ぶときに楽です。

目的によってその種類は使い分けるべきですが、おおよそ三つのものが存在しています。

プライベートショー、パブリックショーそしてビジネスショーです。

それぞれにはいったいどのような違いがあるのか見ていきましょう。

 

プライベートショーは滞在時間が長い

展示会の種類の一つに、プライベートショーで呼ばれるものがあります。これは、主催企業が単独で行う展示会のことを意味しています。そのため、そこに来るお客さんは主催企業の商品やサービスを見に来ることが目的になっているわけです。ただ、最近ではもう少し広い意味で考えられており、主催企業の出店に合わせて取引き企業もいくつか出店している場合もプライベートショーに含めると考えます。

プライベートショーは、一般的な展示会などと異なりほかのライバル会社と比較されることがない点が大きな魅力です。そのため、自社の商品を見に来た人が途中からほかの会社の商品を気に入ってしまい、そちらと取引きをしてしまうことを防ぐことができるでしょう。

当然ながら、そこに来るお客さんも自社の商品を見に来ることが目的になっていますので、その場で購入してくれる可能性や取引きが始まる可能性も少なくありません。自社の製品やサービスをじっくり見せることができることから、認知度を広めより商品やサービスの良さを知ってもらうことが可能になるでしょう。

ブースを作る場合には、ほかとの比較がほとんどありませんので、ほかの会社よりも目立たせるといったことは一切考えずにとにかくお客さんに満足してもらう内容にすることが一番重要になります。

このように考えると、ほかの会社と合同で行う場合と比べて準備などの考え方もずいぶんと変わってくることが理解できます。基本的にプライベートショーでは、顧客やターゲット層の開拓及び関係をより深く構築することが目的になっています。

場合によってはその場で販売することに力を入れることもありますが、必ずしもそのようなことをする必要はありません。お客さんに見てもらうときは、ほかの会社の商品と比較するわけではありませんので、じっくりと落ち着いて見せる展示の仕方が重要になります。

合同で行う場合には、足早で見ようとするお客さんも多いですが、プライベートショーの場合にはそのようなことはまずありません。滞在時間が長いことを前提にして、サービスなどをうまく取り入れることが重要になります。

 

パブリックショーは独自性を表現する

プライベートショーと対極に位置するのが、パブリックショーと呼ばれるものです。この展示は複数の会社が合同して行うものになります。そのため、実に多くのお客さんの訪問が予想されるでしょう。

そこに来る人も、特定の企業の商品だけを見に来るわけではなく、他の会社と比較をしながらその良さや問題点などを見つけていきます。そのため、それを意識した展示の仕方をすることが重要になります。

例えば、自動車のメーカーならば、ほかの自動車メーカーと比較されることを前提にすれば、ほかにはない独自性などをうまく表現しなければなりません。そうしないと、ほかとの違いがよくわからず目立たない商品になってしまう可能性が高くなります。

パブリックショーの場合には、お客さんが1か所にずっと滞在することは少なく、どちらかといえば足早にブースの展示物などを眺めてすぐに立ち去って行くことが多いです。そうだとすれば、展示物の中にインパクトに残るようなものを仕掛けておくことが重要になります。

お客さんが帰ったときに、自分の会社の展示物が一番記憶に残ったといわれるような仕掛けを考えなければいけません。そうすることにより、売り上げを伸ばすことが十分可能になります。

 

ビジネスショーでは流れを作っておくことが重要

展示会の中には、ビジネスショーと呼ばれるものもあります。これは、商談会などとも言いかえることができるのが特徴です。

企業担当者が多く来場し、その企業担当者に対して製品やサービスのアピールを行い上手に営業することで商談成立を目指します。欲をいえば、展示している最中に商談が決まるのが望ましいですので、そのように仕組みを作っておくことも重要になるでしょう。

ただ、必ずしもその展示中に企業担当者が意思を固めるとは限りません。このような場合には、そのお客さんを見込み客として押さえて次なる一手を考えることが重要です。それは、次の展示会を行い契約に近づけること、それ以外にアポイントなどをとり積極的に親密な関係を築くことが重要になるでしょう。

当然ほかの会社の比較されることが大前提になりますので、個性が重要になるところです。

 

展示会を行う場合でも、プライベートショーとパブリックショーそしてビジネスショーではそれぞれ目的が異なります。

プライベートショーの場合は、自分の会社のみが展示しますので他社との比較を考える必要はありません。一方パブリックショーの場合は他社と合同で行うため独自性をはっきりさせることが大事です。ビジネスショーは直接商談につながる可能性が高いため、契約するまでの流れを作っておくことが重要です。

それぞれ、目的が異なりますので業者と話し合って目的を明確にしてから展示会を開きましょう。