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公開日:2020/05/01  最終更新日:2020/05/27

展示会業者は無料で見積もりしてくれる?

展示会出展するときには、他よりも目に付くブースにしたいでしょう。そのために大きな助っ人になってくれるのが展示会業者です。でも、実際に詳しく話を聞いたり提案書を見せてもらわないと、どんなブースに仕上がるのかや金額もわかりません。そこで重要になるのが見積もりをとることです。

良心的な業者なら無料が基本

どんなブースにするのかを相談したい場合や、どのくらいの金額がかかるのを知りたいのは当然です。ここが決まらないと具体的な進行に進めませんので重要なポイントです。とは言っても、実際に具体例を考えてもらったり、使うツールを決めてもらうので、そこまでしてもらってしまうと契約しないといけないのではと考えてしまいます。

さらに、見積もりをするだけでも情報が必要だし、手間もかかるから料金がかかっても不思議ではありません。実際はどうなのかというと、ほとんどの良心的な展示会業者では無料でおこなってくれます。どんな展示にしたいのかや扱う商品やサービスについてなど、ある程度の細かい情報も把握してくれます。

もちろん、会場全体の構図や今回使うブースの広さも加味してくれますので、具体的で魅力的なブースの提案を作ってくれます。費用がかからずに相談できるといっても、選んでもらうためにしっかりとした中身の濃い提案をしてくれますので、見積もりをおこなうのは必須とも言えます。

ただ、いくつかの業者で提案をしてもらって、比較して選ぶコンペ方式の場合は、料金を徴収する業者もあります。コンペなどで選出したいときは、事前に確認しておくと安心です。その他の場合の数社を比較する程度なら、料金は不要で相談にのってくれることがほとんどです。

各社の強みを知ることができるのがメリット

展示会業者に見積もりを出してもらうことは、ごく当たり前ですから嫌がることは基本的にはありません。金額の出し方には特に決まりはないので、ブースの作り方1つで全く異なるものになります。

今は展示会業者もいろいろとあり、得意分野が異なりますので仕上がりや見せ方にも大きな差が出てきます。例えば企画会社の場合は、展示する商品やサービスをより魅力的に見せることに強みがあります。そのため見た目の華やかさよりも、展示するものが主役になる、体験できるようなブースづくりになるでしょう。

また、デザイン会社の要素が強い場合なら、パッと目に入って自然と興味を持ってもらえるブースになります。この場合は他のブースとの差別化もできますし、入場してくる方がジャンルが広い場合などには、まずは門戸を広くして多くの方に知ってもらう意味でもメリットがあります。

ここに施工会社が加わってきますから、それぞれで展示会の目的や訴求相手の違いなどによって、適切な業者を見つけることが成功への大切なポイントになります。その判断材料として見積もりは大きな影響があります。どのような案を持っていて、それに似合うだけの費用なのかも見逃せないチェックポイントです。複数に依頼して比較することで、今までにはない展示の仕方も発見できるかもしれません。

金額だけではなく各項目にも目を通そう

無料で見積もりをしてもらうと、それだけでもイメージが湧いてくるので役立ちます。ただ、金額を出してもらい話を細かく聞いただけで終わりにしてはいけません。無料とは言っても、いい加減な見積もりなら、あとあと追加料金が発生したりとトラブルのもとになります。各項目もよく確認する必要があり、わからないことはどんどんと質問していきましょう。

ここであやふやにしたり、雑な対応や見積書なら避けた方が無難です。例えば見積もりに出されている料金は、どの工程までの料金なのかは重要です。施工までしか示しておらず、展示会終了の解体や撤収までは含まれていないということもあります。

作ることばかり考えがちですが、実際は終了時の方が会場からのタイムリミットが短く設定されていることもあるので、意外と展示会業者の力の見せどころです。話が違っていたとなってしまうと、金額的にも時間的にもかなりタイトになります。そうならないようにどこまでを含んでいるのかは確認する必要があります。

また、自分たちで用意できる小物もある場合は、それは契約後に早めに申請しておきます。その分が料金が引かれることも確認しておくと、多少のコストダウンに役立ちます。展示会は業者と一体になってプランニングしていきますから、選ぶときには見積もりは重要な要素ですので、無料なら積極的に話を聞きましょう。

 

展示会は業者と一緒に作り上げていくだけに、パートナー選びは重要です。それを決める時に大きな意味を持つのが見積もりです。多くの場合では無料でおこなってくれますし、その後に契約必須ということもありません。ブースの仕上がりや訴求内容を把握してくれているかなどの確認にもなります。

各社で特異なことも違いますし、アイデアも多くあるので比較して最適なパートナーを選びましょう。ただ、無料ではないこともありますので、事前に確認するとより確実です。