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公開日:2019/08/01  最終更新日:2019/08/23

展示会業者から学ぶ!印象的なブースの演出パターンを紹介

展示会でブースを出す際のポイントは、印象的なブースを出している業者の演出から学ぶことです。

人が集まるブースの多くが他にはない独自の演出を行っており、来場した方々の視線を集めています。

しかしよく見ると人気ブースの演出には、共通するパターンがあります。

ここでは、展示会場で人を集めるための演出パターン3選を紹介しましょう。

来場者の視線を捉える視覚効果

展示会場を訪れた来場者の目を引くには、ひと目で分かる視覚効果を重視しましょう。来場者が歩く通路からブースを見たさいに、どのようなジャンルの商品かが分かれば、関心を持つ人が集まりやすくなります。

例えば、ブランド名を前面に出すといったように、どこのメーカーのどんな商品かをひと目で分かるようにすれば、それを目的に来た来場者は他のブースなど見向きせずに訪れてくれます。  力を入れたい商品を数点展示するに留めることで、スッキリした印象を与えられます。まるでコンビニやスーパー、ディスカウント店の陳列棚のように多くの商品をダラダラと展示してしまうと雑多さや猥雑な印象を与えてしまうためよくありません。

またメイン商品を床の間の飾りのように奥に展示するのも避けてほしいです。展示品を限定することで開放的な空間が生まれ、ブース内に入りやすい雰囲気を与えます。

視覚効果といってもいたずらに派手なブースにするのではなく、商品イメージに沿ったものにしましょう。例えばシックな商品であれば、それらが映える色合いのブースを採用することで、来場者の注目を集めることができます。またモノではなく、サービスを紹介するブースの場合は、そのサービスによって「得られるメリット」を前面に掲げるキャッチコピーを掲げましょう。この他にも来場者の視認性を考慮した照明も忘れないようにしてください。

人を集める業者のブースの多くは、スッキリした空間と足を踏み入れやすい雰囲気があり、商品イメージを印象づけるようなブースカラーやキャッチコピー、商品陳列を行うことで、来場者が視線を向ける一瞬のチャンスを捉えています。

説明員は最小限に抑える

説明員やスタッフは少なめにしてください。説明員やスタッフなどが展示ブースに緊張気味に直立していたり、ウロウロしている、あるいは今か今かと待ち構えていると来場者に入りにくい印象を与えてしまいます。商品やサービスの説明をするスタッフは必要ですが、ブースに来てもらわないとは始まらないため、1~2人、あるいは3人前後がリラックスして待機するようにしましょう。

展示ブースの広さなどにもよりますが、人が多すぎるとブースに入りにくい雰囲気を与えてしまいます。また忙しそうに準備作業をしていると「入っちゃダメかな」と思わせてしまうので、万全の体制を保ちつつゆったりとした気持ちで待つようにします。

デモ(実演)する場合は、この限りではありません。展示会を訪れると、多くのスタッフを揃えてデモをしている業者もあります。デモをしているブースの前は必ずと言っていいほど人が集まり、実演の様子を静かに見守っています。そのうち何人かが気になったことを質問するなどして、少しずつ盛り上がりはじめます。

デモをする場合は、必ず実演担当者と説明員の二人一組で行うようにします。実演担当者が説明担当も兼ねると、デモそのものがおろそかになってしまい来場者の質問に的確に答えられず、潮が引くように人が去ってしまうこともあります。そのため、実演担当者のそばに説明担当者を必ず置いておき、来場者の質問に対応できるようにしましょう。説明員が足りない場合に備えて、何人かを補助として用意しておくことも大切です。

動画を準備しておく

動作や機能を確認できる動画や音声ガイダンスを用意しておくという方法も効果的な演出です。サイズの大きな機械部品だとブース内に入りきらないため、動画を用いて実際の動作を見ながら説明することで製品の特徴を理解してもらいやすくなります。

動画を利用するメリットは、動作を強調できることです。機械製品の持つある動作だけを切り抜いて見せることもできますし、非常に小さな機械を拡大サイズで見ることもできます。機械部品などの場合は説明書の解説だけだと分かりにくいですが、百聞は一見にしかずというように目で見ることで理解を深められます。

音声ガイダンスを用いることも展示会場業者の印象に残る演出パターンに多く見られます。来場者1人1人に対応するヘッドセットを用意しておき、装着してもらうことで性能や機能を体験してもらえます。動画や音声ガイダンスを用いた体験演出のメリットは、記憶に残ることです。あの製品の動作や機能を知るだけでなく、体験してもらうことで記憶に刻まれ、商機を拡大する可能性を高めます。

動画や音声ガイダンスを用いた演出をするときは、数台のディスプレイやPC、ヘッドセットなどを用意しておきましょう。ブースの広さなどにもよりますが、3~4人程度が同時に利用できる程度の設備が必要です。さらに伝えたい内容を集約しておくことも忘れないでください。動作や機能の説明だけをダラダラとするのではなく、メインとなる機能を軸に他の機能や動作に説明を広げていくような演出が望ましいです。

 

展示業者の印象的な演出パターンを3選紹介しましたが、役に立つ情報があったと思います。来場者の殆どが、多くのブースを回りたいと考えており、特に印象的な演出をしているブースに関心が集まります。人気展示業者の演出パターンを学べば、来場者や商談の機会も増やせます。