Skip to content
公開日:2019/12/15  最終更新日:2019/12/16

展示会業者との打ち合わせ段階で「当日の自分たちの動き・スケジュール」まで詰めましょう

展示会は新規の見込み顧客を獲得するのにも、自分たちの新しい技術やサービスを紹介するにも絶好の機会です。担当者の事前準備にも多くの時間が割かれる中、特に大切なのは当日の動きです。展示会に出展する効果を最大化するために押さえておくべきスケジュールや当日の運営ノウハウは、事前に業者に相談しておかなければいけません。

業者には目的意識を共有する手伝いもしてもらう

展示会に出展するときまず考えるべきは、何を目的にするかです。新商品の認知度を高めたり、見込み顧客を多く獲得したい、既存顧客との関係性も深めたいなどそれぞれ目的は様々です。自分たちが出店目的をどこに置くのかを、業者ともよく相談することが大切になります。

最終的な目標を実現するため、当日の細かい目標についても打ち合わせを行っておきます。展示会に出展した時の成果をわかりやすくするために名刺を何枚獲得するだとか、商談を何件発生させる・そのうち何件を受注まで持っていくなど、数値で具体的に表せる目標設定がおすすめです。

出店準備の時間や手間がかかればかかるほど、目的や目標は失ってしまいがちなので、展示会では単に出店することをよしとせず、その先にある成果を掴むまでのプロセスを考えなければいけません。出店した達成感だけで終わってしまえば、あまり中身のない内容になってしまいがちです。業者と密に相談をして、出店に関わる全てのスタッフで事前におさらいしておくと忘れません。

展示会前の準備の1つとして、コンセプトシートを作成すると良いです。出店に携わるメンバーが同じ意識や目標を持つことは成功の鍵になりますが、コンセプトシートは具体的でわかりやすいため、その手助けとなるツールとして活用が比較的簡単です。皆が同じ方向を向いていれば、途中でぶれることも防げます。

当日終わった後のフォロースケジュールまで考えるべき

展示会が終わった後のフォローの確認もしておくべきです。展示会のブースに来てくれた全ての来場者から発注があれば最高ですが、それは極めて稀な例と言えます。検討時期や見込みの確度もバラバラなことがほとんどです。せっかくいただいた名刺もそのまま放置していては、案件化の機会を逃してしまう可能性が高まります。

多くの企業のブースを見て回る来場者にとって、展示会が終わった後のフォローは大切です。記憶が薄くなってしまう前に、確実に思い出してもらい覚えてもらえるよう早い段階で追いかけることが肝心です。即日フォローができる位のスピード感が功を奏します。

終わった後、即動くためには、前もってフォローのフローを業者とともに確認しておくことが大切です。忙しい展示期間中に追いかける方法を考える確認をしていては、タイミングを逃してしまいます。誰がどのように、どんなタイミングでフォローをするのかを確認し、メンバー全員で共有しておく必要があります。

フォローはただすれば良いというものではありません。名刺をもらった全ての人に一律同じやり方をするのではなく、確度の高い人にこそ素早いフォローができる方法を、業者に提案してもらいます。迅速なフォローで価値を十分に高めるのがおすすめです。

当日の動きやスケジュールは特に綿密に打ち合わせる

準備として特に大切なのが、当日誰がどのように動くかをスケジュールで確認することです。運営をスムーズに行い、出店効果を最大化するために何が必要かを業者によく確認しておくことが大切です。

1日ではなく2日・3日と行う場合は、日ごとの目標や途中経過、重要な情報を共有することが肝要です。目標に対する進捗や当日のお客の声などのトピックス・フローの変更など、メンバーでしっかり共有します。皆が同じ方向を向いていれば、全体の士気を高めることも狙えます。

各々の役割分担を明確にしておくのも良い手段です。誰がお客に声をかけ、誰が詳しい商品説明をするのかなどメンバー内で役割を明確にします。ハード面が完璧に仕上がっていたとしても、運営がスムーズでなければせっかくのお客を逃すことにもつながりかねません。責任者や呼び込み担当・説明担当・集計担当など、できるだけ細かく役割を業者に聞き、自社にベストな布陣を割り振ると良いです。

すぐに商談ができそうな見込み確度の高いお客には、特に素早くフォローをすべきなので、データの入力等も急ぐ必要があります。顧客情報の管理をするツール等は業者によっても違うため、あらかじめ使い方や活用の仕方を学んでおかなければいけません。スピードや効率を考えて当日に向けて準備をし、スケジュールを密に相談することで、より良い展示会にすることが可能です。

 

展示会業者とともに良い展示会に仕上げていくためには、当日の動きやスケジュールを無視することはできません。自分たちがどのように振るまい、動くべきなのかできるだけ具体的に詰めておく必要があります。お客を退屈させないこと・満足させることに主眼を置き、利益の最大化を図るために当日の動きはとても重要です。専門家として知識が豊富な展示会業者に任せれば、成功の確率を大きく上げることができます。