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公開日:2019/07/15  最終更新日:2019/06/10

展示会終了後のアンケート作成を展示会業者に依頼しよう

さまざまなチャンスにつながる展示会は、営業マンの真価が問われる場面でもあります。

もちろん展示や説明内容も重要ですが、実際にその展示を見た客の反応や感想を知るのも同じくらい重要なことといえるでしょう。

率直な意見を知るという意味でも役立つアンケートについて、その重要性と作成のポイントについてご紹介します。

 

アンケートが重要な理由

これまでに展示イベントなどに参加したことがある人ならば、アンケートの存在を知らない人はいないでしょう。回答内容は主に展示内容やそれらを見ての感想、また企業やサービスに求めることなどが一般的な項目です。

場合によっては、その展示企業だけでなく、業界全体への要望や不安点などを問うような設問が用意されている場合もあります。記名・無記名は展示ブースによって異なりますが、記名制の場合はそれを活用して後日連絡することもあり、相手のニーズを知る上では非常に重要なツールとなるでしょう。

さらに、記名を問わずに顧客の要望を知れるというのも紙ベースの回答ならではの良さです。具体的な予算金額や魅力を感じる点、あるいは購入・契約を決定づける要素などに関しては面と向かって話しにくい話題といえます。

展示ブースで初対面の相手に明け透けな回答はできないと考える営業マンもいますし、信頼関係が構築されてから相談したいと思っていてもおかしくはありません。なお、これはあくまでリードジェネレーション、リード確保などを前提としていますが、展示会の成果を表すという役割も忘れてはいけません。

実際の反響や自社に求められている役割と認識に齟齬がないかを知るといった点でも役立つでしょう。来訪者数や有効回答数も成果の目安となりますから、あらゆる意味でアンケートが重要な存在であるというのはいうまでもありません。

 

高い質と量を維持するために必要なこと

その重要性がわかっているとはいえ、効果的なアンケートを作るのはそう簡単なことではありません。理由としては主に2つあり、1つは展示準備で質問作成に時間が割けないこと、2つめは質問項目が多岐にわたってしまい回答者が負担に感じてしまうことの2点です。

また、設問によって“何が知りたいのか”が明確ではなかったり、展示を通して“どのような目的を達成したいのか”が社員間で共有されていないことで、質問が曖昧になってしまうこともあります。また、近年では簡単に無料でダウンロードできる設問テンプレートなども種類が増えており、これらを安易に活用してしまうケースも少なくないようです。

そのため、回答内容を見ても結果的に顧客のニーズや反響がわからなかったという声もあるほどです。こうした事態を避けるためには、専門業者に任せるという方法を取るのが1番でしょう。

設問は誰にでも作れるものですが、展示内容や目的に沿った設問内容を制作するのには時間も手間もかかるものです。しかし、そうした設問でなければ意味がないのもまた事実ですから、思いきって業者に頼んでしまうのも良い方法でしょう。

たいていの専門業者はこうした設問の制作に慣れており、業界ごとの課題や知っておくべき項目についても精通しています。そうでなくても事前のヒアリングを通して、会社やサービスにとって今必要な情報はなにか、課題点はなにかを浮き彫りにし、それらに役立つ情報が得られる設問を制作してくれるでしょう。

設問制作だけでなく、回答や集計、データ化やまとめるサービスを代行している所も多く、時間的に余裕がない企業にとっては天の助けともいえる存在です。さらに、自社内でなく第三者が設問を作ることによってこれまで意識しなかった問題点や、新たな着眼点に気づくきっかけになることもあるでしょう。

何よりのメリットとして、回答率向上や回答内容がより明確かつ詳細なものになるという点があります。これまでに培ったノウハウがありますから、質問項目を少なく、また回答しやすいような選択肢を提示するといった独自の工夫があるわけです。それにより、これまでよりも一層質と量の高い回答を得られる、と考えられるでしょう。

 

導入方法はそれぞれのスタイルに合わせる

プロに依頼してアンケートを作成してもらうことで、多くのメリットが得られることはいうまでもありませんが、やはり気になるのはコストの面でしょう。業者に依頼してもさほど成果が出ないのではないか、費用対効果が薄いのではないかという点に不安を持つのは至極普通といえます。

だからこそ、導入方法はサービスや企業によって使い分けることをおすすめします。予算がそれほど用意できない場合には、相見積もりで最も安価な業者に質問項目作成だけを依頼する、などシンプルな活用方法が良いでしょう。

逆に予算があるのであれば、作成からデータ化・分析まで一貫して依頼するのも良いですし、外部委託するという発想であれば反対意見も出にくいかもしれません。コンサルタント業務の一環としてアンケートの有効活用方法についてアドバイスをしている所もありますから、コンサルタントがついている場合には一度相談してみるのも良いでしょう。

 

目には見えなくても大きなチャンスが転がっている展示会、だからこそたかがアンケートと捉えてはいけません。せっかく回答してもらうなら、その回答をみすみす無駄なものにするのではなく貴重な情報として活用したほうが良いでしょう。

展示会での名刺交換やアピールにはどんな企業も力を入れて取り組むものです。ですから、見落とされがちなアンケートはグッと差をつけるチャンスとも言い換えられます。

情報というのはお金を出してでも手に入れるべき貴重な財産ですから、軽んじることなく大きなチャンスへとつなげてみてください。