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公開日:2020/10/01  最終更新日:2020/10/12

展示会ブースを業者に依頼する前にコンセプトは決めておくべき?

展示会は自社のサービスや商品をアピールする絶好の機会です。展示会を成功させるカギは企画コンセプトにあります。業者に依頼する前にコンセプトを決めておいた方がよいのはもちろんですが、どのようにコンセプトを作り上げていけばよいのかわからないこともあるでしょう。そこで今回は、コンセプトの役割や決め方についてお話しします。

企画コンセプトづくりが果たす役割

コンセプトはいわばレシピのようなものです。それにより方向性をはっきりさせて、何を成し遂げたいかを決めることができます。そのためにはメンバー全員で話し合うことが欠かせません。漫然ととりあえず展示会に出してみようと考えていると、時間も労力も浪費してしまうため、明確な目標を掲げることが大切です。

目標には新商品をアピールする、サービスを知ってもらうなどがあります。しかし、人手不足や経験不足などで展示会のために時間を割けないこともあるでしょう。本来の業務が忙しくて、コンセプトどころではない場合もあり得ます。そのような場合にも、業者に依頼することで時間を有効に用いることができるでしょう。

プロがブースをデザインし、ブースの設営から当日のサポート、そして撤収まですべて行ってくれます。素人にはとても考えつかない素敵なブースが期待できるため、業者を利用する価値は高いでしょう。ただし、業者を利用するにしても、コンセプトは決めておいた方がスムーズです。

もちろん相手は展示会のプロのため、ぼんやりとしたイメージであっても形にしてくれるので心配はいりません。提案されたデザインは絶対に使用しなければといけないということはなく、自社の雰囲気と異なると感じた場合は変更が可能です。業者によっては複数のデザインを提案してくれるため、その中から選ぶこともできます。何よりも納得するまで担当者とよく話し合うことが大切になるでしょう。

コンセプトに含める大切なこととは

コンセプトはこの展示会で何を成し遂げたいかという点を明確にします。当然ながらほとんどの企業の最終目的は、商品の販売や契約の獲得によって売り上げを伸ばすことです。しかし、一度の展示会で達成することはかなり難しいと言わざるを得ません。少しずつ積み上げていく必要があるため、今回の目標は何かを都度メンバーと話し合うとよいでしょう。

目標は具体的であればあるほど張り合いが出ます。また、どの製品を用いるかも大切な点ですが、やはり看板商品や人気商品を用いるのが効果的です。会社を代表する製品を用いると、お客様に容易に認知してもらうことができます。どのような見せ方をするかも大切です。

たとえば、あるコインランドリーの会社は、これまでのコインランドリーのイメージとはまったく違う雰囲気のおしゃれなインテリアを採用しました。しゃれた雰囲気のコインランドリーで、イメージを一新させ利用者を増やすことが狙いです。この店の様子を知ってもらうことが展示会の目標ですから、業者は店内を再現したブースをデザインしました。これにより目的は一目瞭然となり、すぐに個性的で斬新なコインランドリーであることがわかります。

もしこれが単に店の写真やムービーを見せるだけだったならば、これほどの効果は得られなかったことでしょう。自力でブースを作ったのでは得られない効果でもあります。担当者との話し合いでは、方向性や目指すところをはっきりと伝えましょう。そのためには依頼する展示会に関係する会社や製品に関する情報を伝えることが大切です。

展示会のプロに依頼することのメリット

自社のスタッフだけで展示会に出る場合は、すべてのプランニングも独自で行う必要があります。それには企画コンセプトの作成も含まれますが、作成には多くの時間がかかるだけでなく、労力も費用も必要です。アイデアが出ないことも少なくないでしょう。ネットや無料動画などでヒントを得ることができますが、それは意欲的なスタッフがいる場合に可能な方法です。

プランニングにかける労力が負担になることにより本業が疎かになれば本末転倒でしょう。餅は餅屋というように、潔く専門の業者に依頼すると時間とエネルギーの節約になります。依頼するからにはお金がかかりますが、少しでも安く抑えるためには複数の業者に見積もりを出してもらいましょう。

その中から予算にあった業者を選ぶことをおすすめします。値段が安いからといってサービスが悪いわけではなく、必要としないサービスを省いたりリサイクルした材料を用いたりすることでコストを削減しています。値段ではなくサービスの内容を確認することが大切になるでしょう。信頼できる業者を見つけるには、実績の多さも大きく関係してきます。

経験は多ければ多いほど、効果のあるデザインやアプローチの仕方を提案してくれるでしょう。話がしやすい担当者であることも、意思の疎通の助けになります。担当者との話し合いは成功の鍵になるからです。展示会のプロの依頼することで、おしゃれなブースが完成することでしょう。気に入った業者が見つかると、その後も長く付き合うことが可能です。

 

展示会を業者に依頼するときに、コンセプトは決まっていた方がよいのはもちろんですが、もし決まっていなくても問題ありません。担当者と話し合いながらコンセプトを作ることができるからです。それでも大まかな方向性や希望は決めておくに越したことはないでしょう。