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公開日:2020/02/15  最終更新日:2020/02/17

業者に依頼する前に!展示会の面白いブースの作り方と事例

特定の時期になると、展示会がいろいろな場所で行われます。これらは販売促進を目的とした商品宣伝の展示であったり、今後自分たちの会社が行うプロジェクトの注目点を示したり、今までの実績から今後こんな目的で動くといった、投資家の注目を集めるためのものです。当然このような展示会に参加し企画する際には目を惹く必要があります。

業者に頼むことのメリットとデメリット

展示会に参加する、独自に行うという際には当然まずは専門に請け負っているイベント業者などへの展示方法の相談や依頼を行うのが一般的ですが、これにはどういったメリットがあるのかを理解しておかなければ、逆にどういう場合は依頼しない方がいいのかなどを考えることは難しいです。面白いだろうと業者に依頼せずに展示を行って大失敗したのでは本末転倒です。

すべてに当てはまるわけではありませんが、イベント業者に展示会の企画を頼めば無難に物事は進みます。何よりイベントや展示会に参加したり行う際には、そのノウハウが全くない人間だけで行うと面白い案が出てくる可能性が高い半面で思わぬ落とし穴に嵌ったり、やらないミスを行っている場合もあります。

展示会を行うか、または参加する場合には、展示物を触れたり試したりするお客様も出てきます。その接客対応が必要になりますし、どの程度の時間ならどの程度の人員が必要だとかいうことも考えなくてはなりません。

業者に依頼することにより、費用が掛かるというデメリットは当然ありますが、その分どの程度の規模の展示を行うのか、それに対する人員がどの程度必要なのかというまったくノウハウがない人間では計算することのできない情報を得られます

勿論、それは知っている人間がいればある程度は回避できますが、人から聞いたからと言っても聞いた相手は責任を取ってくれるとは限りませんし、業者に頼めばそういった場合のある程度の責任保証もありますので、最低限一度は業者利用を行った方が賢明です。

展示を行う際の最低限考慮するべきこと

まずは人の流れという物を把握する必要があります。例えば自分たちが仮に出入り口の近くに展示を行う場合には、絶対的に人の往来が激しい場所となりますので、人の流れをせき止めずにそれでいてメインになるものを通っていく人の目に留まる様に展示しなくてはいけません。

あとは展示会を独自に行う場合は少し違いますが、イベントに参加して展示を行う場合には非常に限られたスペースを有効活用する必要があります。面白いというには少し違いますが、背中になる面をできるだけなくすことがまず重要です。

これは例えば四方で考えた際には、展示に何かしらのモノを入れたり出したりが必要なら、一方向はその出し入れに開けなくてはいけません。つまり逆にいえば他三面は自由に使えます。でもそれでは他と変わらないですし、逆にこの出し入れの一面に簡単に動かせる展示物を使うと出し入れの際に一時的に動かすにしても、その一面をデッドスペースにしなくて済みます。

そして、この限られたスペースを最大限に使うもう一つのコツとして、四方向でまた考えますが一つの面は足を止めさせる何かを置くことをお勧めします。というのも人は単純に「見る」だけだと一目見て過ぎ去ってしまうパターンが大半です。ですが何か自分で触ってみて動かせたり、試せるものがあるだけで興味を引かれます。

特に最近だとスマホなどを持ち歩いている人がほとんどですし、展示品とかかわりのあるスマホを接続して試せるゲームなどを一つ置いておくと人の注目度というのは、見るだけより段違いになります。

安易な景品策は失敗する恐れがある

上記で何かしら来客が自分で触れて遊べるとか、操作ができるような足を止めさせる仕組みを仕込むのが良いと書きましたが、ゲームや何かを置くというときに安易にくじで景品を出すというのは内容を考えたほうがいいです。

これは単に、関連があるかないかにもよりますが、非常に難しいのとして来客規模に対してどれだけの景品を用意すればいいかというので、展示会の時間半分も持たずにモノがなくなってしまっては困りますし、逆に展示会が終わっても大量にモノとして用意したものが残ってしまっても始末に困ります。それでいて景品が大きすぎるとほかの場所を回る際には、相手の手荷物となってしまうために不評を買う可能性があります。

勿論、展示内容に即していて例えば「展示品のマスコットキャラクターがプリントされた日用品」などであれば、その展示を見に来た人にとっては、ちょっとしたゲーム感覚で展示を楽しみ、そのおまけに景品をもらえたと、その展示物を見た際に少し思い出してもらえるはずです。

なのでこの場合の景品は、できるならマグカップやハンカチ、展示内容によってはペンなどの日常的に需要のあるモノが一番望ましいです。 ただ、展示会で一か所で数種類の展示をする際に、景品を出すのは一つに限定することをお勧めします。

先ほども言った通り手荷物になりますし、何より景品の準備もただではありません。そしてそんなに同じスペースばかりに足を止められては、人の流れを悪くしてしまうので遊び心を入れるにも加減は間違わないのが肝心です。

 

展示会という一つのコンセプトに合わせた展示を行う場では、あまり奇を狙い過ぎたものは敬遠さえる可能性は大いにあるというリスクを考慮しなくてはなりません。業者に依頼しない場合でも第三者視点で「この展示に対して、この遊び心はどうだろうか」という意見を近しい人からもらうことが、外しすぎない面白さを出すコツでしょう。